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<9/9〜9/15>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<9/9〜9/15>地域で流行っている病気


RSウイルス:(0→)1→0→ 1
hMPV:(0→)0→0→ 0
アデノウイルス:(1→)1→0→ 0

溶連菌:(5→)11→10→ 11
胃腸炎:(55→)39→50→ 57
水痘:(0→)1→0→ 0
手足口病:(24→)26→50→ 79
突発性発疹症:(3→)3→2→ 1
ヘルパンギーナ:(12→)8→11→ 10
インフルエンザ:(3→)0→0→ 0
新型コロナ:(16→)13→13→ 22
(※ヒトメタニューモウイルス)

 

今週の来院数は平均223人/日(先々週は205人/日)、発熱者は平均61人/日(先々週は60人/日)でした。

手足口病が急増しています。感染力が非常に強く、一人感染すると、ほぼその兄弟全員感染している印象です。ただ、幸い多くの方は熱や咽頭痛なく、手・足・口・お股周りに発疹が出ているだけで、軽い症状で済んでいます。

咳が辛い方は変わらず多く来院されています。何かしらのウイルス感染のケースもあるとは思いますが、恐らく多くはマイコプラズマによるものかと思われます。第一選択の抗菌薬は苦く、飲むと嘔吐してしまう子も少なくはありません。飲めないと判断したら第二選択以降の抗菌薬に変更しますので、ご相談下さい。

手足口病にせよ、マイコプラズマにせよ、流行期間が長いです。なかなか収束してくれません。そうこうしているうちにコロナが増え、インフルエンザが始まり・・・
LINEでのお知らせにも書きましたが、インフルエンザは毎年、南半球から流行し始めます。オーストラリアは既に流行しているため、このあと日本にもやってくる予想です。来月からインフルエンザワクチンの接種が開始されます。万全の準備をして迎え撃ちましょう。

なお、<今年度のインフルエンザワクチンについて>にも記載しましたが、今年から点鼻ワクチンの接種が解禁となりました。細かい違いはおいておいて、気になる大きな違いとしては、

<注射>
①不活化ワクチン
②感染予防の効果はなく、重症化予防の効果がある
③痛い
④安価
⑤1回ないし2回で効果は4〜5か月ほど
⑥腕が腫れることがある

<点鼻>
①生ワクチン
②感染予防にも重症化予防にも効果がある
③痛くない
④1回で1年効果が続く
⑤高価
⑥腕は腫れないが発熱・感冒症状が3〜4割で出る

といったところでしょうか。
私の子供達は注射が嫌いなので、絶対点鼻がいいと騒いでいます。しかし正直なところ、注射を打つ際の子供達の様子を見るのが毎年の楽しみだったので、どうしようか悩んでいるところです 笑

 

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。

☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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