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<10/28〜11/3>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<10/28〜11/3>地域で流行っている病気


RSウイルス:(0→) 0
hMPV:(1→) 0
アデノウイルス:(2→) 3

溶連菌:(11→) 16
胃腸炎:(46→) 32
水痘:(0→) 0
手足口病:(90→) 101
突発性発疹症:(3→) 2
ヘルパンギーナ:(2→) 2
インフルエンザ:(1→) 2
新型コロナ:(3→) 1
(※ヒトメタニューモウイルス)

 

今週の発熱者は平均人61/日(先々週は55人/日)でした。

最近、発熱患者は多くありません。ここずっとですが、「手足(口やお尻)の発疹」と「咳」が主訴のツートップです。先週末はかなり手足口病が減ってきたなという印象でしたが、今週に入りまた増えています。もう半年も手足口病と一緒に生活している状態です。もしかしたら今年4回目の手足口病となる人も出てくるかと感じるほどです。

一方、手足口病ではありませんが喉が痛いと言う方も増えています。中には溶連菌の方もいますが、多くはウイルス感染によるものです。また、鼻が詰まって夜間に口呼吸となっていると、朝起きた時に喉が痛くなっていることがあります。そろそろ乾燥の季節にもなりますし、そういう場合は部屋を加湿をしてみると良いでしょう。

先週辺りから伝染性紅斑(りんご病)が流行してきています。ヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染により発症します。これまで小児科医をしていて、正直この疾患に出会ったことはあまり多くはありません。しかし、教科書に載っているようなほっぺたの発疹や手足の発疹を呈している方がちらほら散見されます。発熱や感冒症状ののちに発疹が出ますが、その頃には周りに感染させる力はほとんどないので、特に行動制限はありません。ただ、妊娠初期の妊婦さんがこのウイルスに感染してしまうと、胎盤を通して胎児も感染してしまい、胎児に重度の貧血や心不全が生じることもあるので注意が必要です。

 

10月が終わりました。実は1年の中で一番来院患者数が多いのが10月です。といのも、10月からインフルエンザワクチンが始まるためです。去年の10月は既にインフルエンザA型が大流行していました。そんな中でインフルエンザワクチンを接種していたので、かなりバタバタしていた記憶が残っています。今年は発熱患者が少なく、比較的穏やかな10月だったのかなと思っていましたが、終わってみたらそんなことはありませんでした。私が院長になってからの10月の総来院数(延べ人数)は、3117人(2021年) → 6185人(2022年) → 7104人(2023年) → 8030人(2024年)とホップ・ステップ・ジャンプと増えています。印西市に子育て世帯が流入してきている影響かと思いますが、多くの方に来院いただけて本当に心から嬉しく思います。また、私一人ではとても対応できない人数です。非常勤医師達の協力をはじめ、スタッフ達の洗練された無駄のない動線があってこその結果です。 感謝です。
今年も残すところあと2か月となりました。引き続き多くの方が「来て良かった」と思ってもらえるクリニックを目指していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。

☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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