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RSウイルス:(2→)3→ 2
hMPV※:(0→)0→ 0
アデノウイルス:(0→)1→ 0
溶連菌:(8→)19→ 9
胃腸炎:(87→)37→ 43
水痘:(0→)1→ 6
手足口病:(1→)0→ 0
突発性発疹症:(0→)0→ 2
ヘルパンギーナ:(0→)0→ 0
伝染性紅斑:(11→)11→ 13
インフルエンザ:(4→)6→ 3
新型コロナ:(5→)4→ 6
(※ヒトメタニューモウイルス)
今週の1日あたりの来院数は平均人185/日(先週は176人/日)、発熱者は平均35人/日(先週は34人/日)でした。
今週は入園・入学の方が多かったと思います。おめでとうございます!桜が例年よりも長く頑張ってくれて、特別な日に華を添えてくれました。これから楽しいことや嬉しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともあるかと思いますが、どの経験もその子を大きく成長させる糧となってくれるでしょう。私も一人の親として、子の成長を楽しみに、そっと見守ろうと思います。
先週に引き続き、感染症は落ち着いています。強いて言えば水痘の方がちらほら見られたことでしょうか。一度感染すれば終生免疫がつくため2回目はありませんが、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が14日間と長く、空気感染します。つまり、発症するまでの14日間、知らない間に同じ空間にいる人にウイルスを撒き散らしていることになります。ちなみに今話題の麻疹(潜伏期間10〜12日間)も同様です。
予防接種の普及で発症しても症状が軽く、発疹で診断することが難しいケースも多々ありますが、心当たりがある方や不安な方は受診をおすすめします。
また、百日咳もニュースに取り上げられていますね。特徴的な咳が有名で、息もできない位の激しい咳き込み(スタッカート)の後に、苦しさから一気に息を吸い込むのでヒューという音(レプリーゼ)が鳴ります。特に新生児が感染すると無呼吸発作を起こすこともあるので、注意が必要です。
診断確定には血液検査しかありません。結果が出るまでに時間がかかるので、疑ったら抗菌薬の内服を先行させます。最近はいませんが、先月は2〜3人ほど血液検査で診断確定となった方がいました。
小学校入学前後の年齢になると4種混合で獲得した百日咳に対する抗体価が下がって感染しやすくなります。上のお子さんが外から百日咳菌をもらってきてしまい、そこから下のお子さんに感染してしまうケースが多いので、ご家庭に新生児や乳児がいる場合、心配な場合は三種混合ワクチン(破傷風、ジフテリア、百日咳)の接種を検討しても良いでしょう。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html