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RSウイルス:(0 →) 1 → 0
アデノウイルス:(0 →) 0 → 0
溶連菌:(1 →) 1 → 0
感染性胃腸炎:(94 →) 106 → 123
水痘:(0 →) 0 → 0
手足口病:(12 →) 15 → 7
突発性発疹症:(2 →) 1 → 0
ヘルパンギーナ:(0 →) 0 → 4
インフルエンザ:(0 →) 0 → 0
新型コロナ:(115→) 113 → 129
コロナの今週一週間の平均陽性率は39.6%(先週は35.9%)でした。
胃腸炎が猛威をふるっています。下痢のみの人が一番多く、嘔吐+下痢の人と嘔吐のみの人が同じくらいといった印象です。家庭内で蔓延し、多くはありませんが発熱も伴っている家庭も見られます。「脱水を起こしている」もしくは「脱水になりかけている」場合、
①泣いても涙が出ない
②尿の回数・量が減ってきている
③唇・口の中が乾燥している
④お腹の皮膚がシワシワ(水分十分だとお肌もハリがある)
⑤爪を2〜3秒軽く抑えて離した時に、爪が白→ピンクに戻るのに2秒以上かかる
といった所見が見られます。逆を言えば上のいずれも見られない場合はまだ体に水分が十分ある状態なので、少量ずつ・こまめに水分接種を継続して下さい。
また、先週〜今週と目ヤニの症状で受診される方が増えています。いずれの方も鼻の症状を伴っていました。目にウイルスが直接感染する以外にも、風邪で鼻水が多くなったり鼻が詰まったりすると、鼻涙管(涙が鼻に流れるための管)の流れが悪くなるため、涙が目に溜まりやすくなって目ヤニとなります。鼻から炎症が目に伝わることもあります。鼻をどんどん出させた上で、目薬を併用して対応します。
今週他に目についたのは、数名ですが喉に水疱や潰瘍が多発している子です。その他の部位に発疹はなく、やや季節外れですがヘルパンギーナの所見でした。
先週は市川の幼稚園でインフルエンザによる学級閉鎖の報道がありました。成田方面でもちらほら出ているようです。まだまだ少ない数字ですが、県内の定点観測では週を追うごとに増えてきています。最後にインフルエンザの患者を診察したのが3年前なのか4年前なのか既に忘れてしまいましたが、今年は気をつけなければなと思っています。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html