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RSウイルス:(0→)1→0→ 0
hMPV※:(0→)2→1→ 0
アデノウイルス:(1→)1→2→ 4
溶連菌:(31→)13→27→ 38
胃腸炎:(42→)39→53→ 66
水痘:(0→)0→0→ 0
手足口病:(40→)19→24→ 3
突発性発疹症:(1→)2→3→ 0
ヘルパンギーナ:(0→)0→0→ 0
伝染性紅斑:(5→)6→13→ 2
インフルエンザ:(13→)29→92→ 190
新型コロナ:(4→)2→6→ 10
(※ヒトメタニューモウイルス)
今週の発熱者は平均128人/日(先々週は88人/日)でした。予防接種なども含めると、1日平均でちょうど300人の来院でしたので、かなり賑わいました。
一気に発熱者が増えました。久しぶりに午前も午後も発熱者の予約枠はびっちり埋まり、18時以降の時間外にも予約が入る毎日となりました。そして、連日30〜50人ほどがインフルエンザA型陽性となっています。先週は6日間の診療で92人(1日あたり平均15人)陽性ですが、今週は5日間の診療で190人(1日あたり平均38人)陽性ですので、感染拡大の勢いが非常に強いことがわかります。家庭内で1人でも陽性者が出ると、たちまち他の家族に広がっています。
また、陽性者の多くがインフルエンザワクチン未接種の方です。接種済みの方も感染している方はいますが、圧倒的に少ないです。インフルエンザワクチンを接種する最大の目的は重症化の予防であり、感染予防の効果はないと言われていますが、今年の結果をみると十分に感染予防も果たしていると言えます。まだインフルエンザに感染しておらず、ワクチン未接種の方は、積極的なワクチン接種をおすすめします。
手足口病やりんご病はほぼ見なくなりました。
また、先週同様、熱が上がったり下がったりが5〜7日間ほど続き、咳も酷くなってきている方は多く見られます。血液検査で白血球は正常、炎症反応は少し上がっている事を確認して、マイコプラズマなどに有効な抗菌薬を処方して経過をみることにしています。ほとんどの方はこれで解熱しますが、解熱しない方もわずかにいらっしゃいました。そのような場合は大学病院・総合病院に紹介し、肺炎になっていないか・他の疾患の可能性はないか、精査をお願いしています。
発熱以外では、一部の幼稚園で胃腸炎が流行っています。胃腸炎の時は、ご飯は食べなくて大丈夫です。経口補水液をちょこちょこ飲んで腸管安静に努めましょう。しっかり休めば半日〜1日で元気になります。逆にしっかり休んでいるのに1日以上嘔吐が続く場合は他の疾患の可能性も考えられるので、受診するようにしましょう。
日曜がお休みなので週明けの月曜日はかなりの混雑が予想されます。お待たせしてしまう時間帯もあるかもしれませんが、頑張りますのでドシドシお越し下さい。予約がいっぱいでも18時以降も対応致します(症状が重ければすぐ診ます)ので、遠慮なくお電話下さい。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html