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<1/5〜1/7>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<1/5〜1/7>地域で流行っている病気


RSウイルス:(1 →) 0
アデノウイルス:(1 →) 0
溶連菌:(0 →) 0
感染性胃腸炎:(116 →) 49
水痘:(0 →) 1
手足口病:(2 →) 2
突発性発疹症:(2 →) 1
ヘルパンギーナ:(5 →) 0
インフルエンザ:(6 →) 9
新型コロナ:(150→) 97

 

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

1/5から診療開始でした。年明けは以前にも増して「発熱者=コロナ陽性者」といった印象で、平均陽性率は55.4% (年末最終週は44.1%)になり、年末と比較して10%以上アップしました。症状は発熱(1〜3日ほど)をはじめ咽頭痛、関節痛、咳、鼻汁、腹痛と多臓器に渡ります。ただ、7〜8割の方は受診・診断時には既に元気です。テレビではコロナによる死者が過去最高を記録したと連日報道されていますが、厚労省のホームページを見ればわかる通り、高齢者(概ね男性は60歳以上、女性は70歳以上)の方に関しての話です。小児には全く当てはまりません。
以前も同様の例を出しましたが、第8波(2022年11月2日〜2023年1月3日)で全国の20歳未満に限定してみてみると、

陽性者:1923708人
死亡者:9人
致死率:9/1923708×100=0.000468%

です。実感が湧かない数値なのでもう少しわかりやすくすると、20歳未満の陽性者10万人中、亡くなるのは0.47人ということです。つまり、お子さんが感染したからといって過度に心配する必要は全くありません。もちろん重症化や合併症(脳症、心筋炎、多系統炎症性症候群(MIS-C))も考慮すると、もう少し確率は上がるでしょうが、そう大きくは変わらないと思います。

一方、年末年始の人の移動でインフルエンザもグッと増えてきているだろうと思っていましたが、まだ日に数名陽性者が出る程度に止まっています。しかし、報道にもありましたが定義上、全国的に流行期に入りました。今後は徐々に増えてくることでしょう。そして、この数日でコロナ&インフルエンザ同時陽性者が数名出ています。こういった方も増えてくるかと思います。

胃腸炎の方はまだ目立つものの、年末に比べてだいぶ落ち着きました。

年末に流行った目やにを伴う風邪もピークは超えましたが、まだちらほら見受けられます。

 

感染症ではありませんが、早ければ今月末からスギ花粉が飛散し始めますので、毎年苦しめられている方は早めに内服や点眼など準備・使用すると良いでしょう。症状が出る前から使用すれば、症状のピークを弱めることができます。

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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