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RSウイルス:(3 →) 0 → 3 → 2 → 0
アデノウイルス:(0 →) 0 → 0 → 0 → 0
溶連菌:(0 →) 1 → 0 → 0 → 1
感染性胃腸炎:(48 →) 42 → 48 → 94 → 94
水痘:(0 →) 0 → 0 → 1 → 0
手足口病:(21 →) 25 → 29 → 13 → 12
突発性発疹症:(1 →) 0 → 1 → 1 → 2
ヘルパンギーナ:(0 →) 0 → 0 → 0 → 0
インフルエンザ:(0 →) 0 → 0 → 0 → 0
新型コロナ:(20→) 40 → 60 → 105 → 115
祝日明けは久しぶりに発熱患者が100人/日を超えました。1日あたり平均で77人(先週は70人)と少しずつ増えてきています。発熱者の約1/3がコロナ陽性者で、今週一週間の平均陽性率は36.2%(先週は34.5%)でした。
先週に引き続き嘔吐・下痢の方は多いです。下痢を頻回にしていると、発熱していなくてもけいれん発作を起こすことがあります。1名いたのですが、胃腸炎関連けいれんと言います。1〜2分のけいれん発作を何度も繰り返しますが、通常はけいれん発作が終わって、次のけいれん発作が始まる間の意識は清明です。治療は抗けいれん薬の内服です。点滴薬はないので意識清明 の間に内服させるか、うまく飲めなければ胃管チューブを口から挿入してそこから直接胃に薬を流し込むかします。特に後遺症を残すようなことはありませんが、けいれん発作を繰り返すため、実際に目の前にすると焦ってしまうと思います。クリニックでは抗けいれん薬をすぐに薬局から取り寄せたり、胃管を挿入して薬を注入したりはできないので、胃腸炎関連けいれんかもと思ったら救急車を呼んで、上記対応が可能な総合病院や大学病院に搬送してもらうのが良いでしょう。
先週末は影を潜めていた手足口病がまだしぶとく散見されます。これまでは手・足・口・お尻に水疱が見られるけれど発熱はしていない方が多かったのですが、今週の手足口病の方は発熱を伴っているケースがやや多かったです。
何人か検査してはいますが、インフルエンザはまだ出てきていません。大阪の方では少しずつ出始めたという情報もありましたが、大きな波にはなっていないようです。今後の動向が注目されます。
また、厚生労働省はようやくコロナを5類に変更するかどうか議論を始めるようです。サッカーワールドカップを見ても、マスクをしている人はほとんど見られません。海外でのコロナの評価はそんなものです。個人的には色んな意味でマスクはした方が良いと思いますが、日本も1日でも早い変更を期待したいです。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html