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RSウイルス:(0→) 0→ 0→ 0→ 0
アデノウイルス:(40→) 45→ 34→ 47→ 68
溶連菌:(14→) 41→ 28→ 38→ 47
胃腸炎:(76→) 81→ 91→ 119→ 94
水痘:(0→) 1→ 0→ 0→ 2
手足口病:(1→) 0→ 3→ 1→ 0
突発性発疹症:(1→) 0→ 1→ 0→ 1
ヘルパンギーナ:(0→) 0→ 0→ 0→ 0
インフルエンザ:(110→) 166→ 134→ 153→ 70
新型コロナ:(1→) 4→ 1→ 2→ 2
今週の発熱者は1日あたり平均89人(先週は104人)でした。
発熱者の数が減りました。そして、急にインフルエンザも減りました。冬休み前の短縮授業などで集団活動が減り、減少に転じているのかもしれません。もしくは、ほぼ感染し尽くしてきたとか・・・
逆にアデノウイルスと溶連菌が増えています。特に乳児〜小学校低学年で増えています。年末のこの時期でも保育園はまだまだ活動しているので、そこで感染の拡大が進んでいると考えられます。お子さんだけでなく、付き添いの親御さんも目が真っ赤に充血しているケースが多く見られました。感染経路は接触・飛沫感染で、家族中に感染が拡大しているところが多いので注意が必要です。
今週は水痘が2名いらっしゃいました。同じクラスに水痘だった子がいた模様です。手、胸、腹、背中、足にだけでなく、頭皮や陰部と全身至る所に水泡ができ、破れてかさぶたになります。感染経路は空気感染なのでマスクをして遠く離れていれば良いというものではありません。離れていても、同じ空間にいるだけで感染が成立します。そして潜伏期間は2週間と長いのも厄介です。感染していることに気づかず、発症するまでに最長で2週間の時間があるので、知らずに出歩いていた間にウイルスを撒き散らしてしまいます。ウイルスが生き残るために非常に適した能力ですが、我々からしたらただの迷惑です。ちなみに帯状疱疹も空気感染するため、水痘に罹患していない人は注意が必要です。
また、県の感染報告を見るとコロナがじわじわ増えてきているようです。子どもの単独感染はまだありませんが、当院で陽性となった方は、親御さんが感染した後、お子さんに拡がるケースです。いずれまた流行が来るので、周辺の感染情報にアンテナを張りつつ、必要なものを備えておきましょう。
一年はあっと言う間ですね。今回で年内の「地域で流行っている病気」は最後になります。途中、お休みをいただいてしまった期間もあり、ご心配をおかけしてしまいました。大した内容でもないのに楽しみにしていると言って下さる方もいて、とても嬉しく思います。
今年も多くの人に支えられてきました。当院看護および事務スタッフをはじめ、多くの非常勤医師の働きがあり、これだけ多くの患者さんを受け入れることができています。また、娘達や息子(+妻)の笑顔・寝顔を見る度に癒され、どんなに疲れていても回復します。この子達に誇れる仕事ぶりをと気合も入ります。そして、診療中の親御さん達からのお声かけや、お子様達からいただくお手紙は私だけでなくスタッフ全員にとって、とても大きな栄養源になっています。
来年は仕事でもプライベートでも「感謝する」気持ちを大切に生きていきたいと思います。
まだ週明けの診療はありますが、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html