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<2/26〜3/3>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<2/26〜3/3>地域で流行っている病気


RSウイルス:(0→) 6
アデノウイルス:(8→) 5
溶連菌:(51→) 52
胃腸炎:(52→) 51
水痘:(1→) 0
手足口病:(0→) 1
突発性発疹症:(1→) 1
ヘルパンギーナ:(0→) 0
インフルエンザ:(54→) 66
新型コロナ:(25→) 22

 

今週は1日あたりの来院数は平均219人/日(先週は224人/日)、発熱者は平均69人/日(先週は95人/日)でした。

発熱者が大きく減少しました。そんな中でインフルエンザの数は少し増えているので、陽性率は上がっています。インフルエンザはA型が5人、B型が61人で変わらずB型が優位です。B型に2回感染した方もいるため、もしかしたら株が異なるB型が出てきた可能性もあります。

溶連菌は変わらず流行しています。

そして、先週までと大きく異なる点として、RSウイルス陽性の方が複数名確認されました。いくつかの保育園で流行の兆しがあります。発熱したり、分泌物が多くて鼻や気道が閉塞されて苦しくなり、さらには気管支も浮腫んで細くなるためヒューヒューします。発症から4〜6日目が症状のピークとなり、以降は少しずつ良くなっていきます。概ね3〜4歳以上であればちょっとした風邪で終わることが多いですが、1歳未満のお子さんの場合はかなりの頻度で苦しくなるため、吸入器を貸し出して連日のように呼吸状態を確認しなければならないことが多くなります。特に月齢が若いと呼吸をお休みしてしまう無呼吸発作を認めることも多く、絶対的な入院適応となります。
RSが流行すると、すぐに吸入器が出払ってしまい貸し出しできなくなったり、近隣の病院のベッドが埋め尽くされてしまったりしてしまうため、既にビクビクしています。先週、先々週はRSではありませんがゼイゼイしている方が多く、既に吸入器の残りが少ない状態でした。急遽、大量に追加購入しましたので、何とかやりくりできるかと思います。

 

非発熱者では、スギ花粉で来院されている方が日々増加しております。2歳前後でスギ花粉デビューされている方もちらほら見受けられます。あと2か月くらいスギは舞います。お薬もいろいろありますので、少しでも快適に過ごせるように一緒に相談しましょう。

 

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。

☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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