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<5種混合および15価肺炎球菌ワクチンに関して>|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<5種混合および15価肺炎球菌ワクチンに関して>


 4/1から新しいワクチン(5種混合ワクチンおよび15価肺炎球菌ワクチン)が定期化されます。
 ワクチンそのものは正規の臨床試験を終え、効果や副作用などしっかり評価された上での認可ですので安心して良いと思うのですが、運用準備が不十分で色々と面倒でわかりにくいところがありますので、ご注意下さい。

 

①5種混合(ヒブ+4種混合)ワクチン

<対象者>
・2024年2月1日以降に出生した人。
・それ以前に出生した人で、まだヒブおよび4種混合ワクチンの追加接種を終了していない人。

 4月1日以降に初めて予防接種を受ける方は初回から5種混合ワクチンを接種することになります。

 また、既にヒブ+4種混合ワクチンを接種している方は、そのままヒブ+4種混合ワクチンを接種しても良いですし、希望があれば5種混合ワクチンに切り替えることも可能です。ただし、追加接種まで終えた方は改めて5種混合ワクチンを接種する必要はありません。

 例) 既に1回目のヒブ+4種混合ワクチンを接種した方
 →2回目以降、5種混合ワクチンを計3回接種できます

 既に2回目のヒブ+4種混合ワクチンを接種した方
 →3回目以降、5種混合ワクチンを計2回接種できます

 既に3回目のヒブ+4種混合ワクチンを接種した方
 →4回目の追加接種に5種混合ワクチンを1回接種できます

 既に4回目(追加接種)のヒブ+4種混合ワクチンを接種した方
 →終了です

<問診票について>
 印西市の対応は、

・2024年4月1日以降に出生する方には初めから5種混合ワクチン用の問診票が配布されます。
・2024年2月1〜3月31日に出生した方には市から個別に配布されます。
・それ以前に出生した方で接種希望の方は保健センターに問い合わせをし、個別に郵送してもらう(もしくは直接取りに行く)。

(注意)
4種混合ワクチンの問診票で5種混合ワクチンを接種することはできません。接種を希望される方は必ず5種混合ワクチン用の問診票の準備をお願いします。

になります。
 上記は印西市の対応です。各自治体で対応が異なりますので、市外在住の方は必ず在住されている市に確認をお願いします。

<当院で接種可能な方>
 ここが一番の問題です。国、県、自治体のやり取りが不十分のため、とてもややこしいことになっています。基本的には在住する市内のクリニックで接種しなければなりません。ただし、クリニックが他の自治体と個別に契約すればその自治体の方を接種することが可能になります。
 各自治体に問い合わせた結果、現時点で船橋市、柏市、佐倉市以外の方は当院で接種可能です。船橋市、柏市は市外のクリニックとの個別契約は考えていないとの返事でした。佐倉市に限っては市外のクリニックで接種をしなければならない正当な理由があれば、接種を許可するようです。
 ただ、現場で大変な混乱を招いており、現在、県が協議に入っています。その結果、もしかしたら4月1日以降、市内・市外の区別なく接種可能となるかもしれません。その際は再度ご報告させていただきます。

<予約・受診方法>
 WEB予約からお願いします。ただし、少々わかりにくいのでご注意下さい。

・初めて予防接種を開始される方は「5種混合ワクチン」を選択できます。
・これまでヒブ+4種混合ワクチンを1回でも接種された方はシステム上、「5種混合ワクチン」を選択できません(※)。5種混合ワクチン接種希望の有無に関係なく、「ヒブ+4種混合ワクチン」で予約を取得して下さい。
 →ヒブ+4種混合ワクチンを希望される場合はヒブと4種混合ワクチンの問診票を、5種混合ワクチンを希望される場合は5種混合ワクチンの問診票を持参して下さい。希望される方のワクチンを接種します。

(※)
ヒブ+4種混合ワクチン → 5種混合ワクチンへの切り替えは問題ないのかという各自治体からの質問に対し、国は問題なしと回答しています。ただ、公文書としての発表がなされていないため、予約システムの管理会社としては、正式なものとして国から発表がない以上、切り替え可能として予約設定をすることはできないようです。

 

②15価肺炎球菌ワクチン

<対象者>
・2024年4月1日以降に肺炎球菌ワクチンを接種する全ての人。

 2024年4月1日から15価のもの(バクニュバンス)が定期化されます。基本的には15価のものを接種することになりますが、各クリニックの在庫状況や接種者の希望により、これまで使用していた13価のもの(プレベナー)も接種可能です。

<問診票>
 印西市の対応は、

・2024年4月1日以降に出生する方には初めから15価の問診票が配布されます。

になります。

(注意)
5種混合ワクチンと異なり、古い問診票を用いて15価のものを接種することができます(もちろん13価のものも接種できます)。わざわざ保健センターに問い合わせて新しい問診票を取り寄せる必要はありません。

上記は印西市の対応です。各自治体で対応が異なる場合がありますので、市外在住の方は必ず在住されている市に確認をお願いします。

<当院で接種可能な方>
 5種混合と異なり、市内・市外在住のどなたでも接種可能です。

<予約・受診方法>
 WEB予約からお願いします。ただし、予約システムの都合上、「肺炎球菌ワクチン」としてしか選択できません(13価なのか15価なのか予約の時点で選択することができません)。そのため、

・15価用の新しい問診票を持参された方には15価のものを接種します。
古い問診票を持参される場合は、問診票の右上などに「13」や「15」などどちらを希望かわかるように明記下さい。希望の方を接種します。
・古い問診票を持参され、どちらを希望されるか明記ない場合は13価のものを接種します。
・13価の在庫が尽き次第、以降は全て15価のものを接種していくことにします。

とさせていただきます。

 

 こちらでも確認させていただきますが、間違いが起こりやすいところです。接種直前のアンプル・有効期限確認の際に、希望と異なっている場合は速やかに申し出て下さい。

 以上、長文となりわかりにくいところもあるかと存じます。ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。よろしくお願い申し上げます。

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