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RSウイルス:(0→) 0
hMPV※:(0→) 0
アデノウイルス:(1→) 2
溶連菌:(18→) 18
胃腸炎:(57→) 77
水痘:(4→) 6
手足口病:(3→) 0
突発性発疹症:(3→) 2
ヘルパンギーナ:(0→) 0
伝染性紅斑:(9→) 8
インフルエンザ:(1→) 1
新型コロナ:(1→) 1
(※ヒトメタニューモウイルス)
今週の1日あたりの来院数は平均191人/日(先週は180人/日)、発熱者は平均44人/日(先週は49人/日)でした。
先週に引き続き、喘息発作を起こしている方が多く来院されました。感染症はもちろん、天候がすっきりしない日が続いているのも影響しているのでしょう。夜や明け方に症状が悪化しますので、日中に咳が気になるようでしたら、早めに受診しておくのが安心です。
また、週の半ばからは嘔吐と下痢症状の方が増えてきました。嘔吐はだいたい半日〜1日で治ります。お腹の負担を減らすためにご飯はお休みして、経口補水液をちょこちょこ飲みながらしのぎましょう。丸1日経過しても嘔吐が続く場合は胃腸炎以外の可能性も考えなければならないので、医療機関を受診しましょう。他にも注意が必要なサインとして、顔色が悪い、活気がない、口や皮膚がカサカサしている、尿が少ないなどあります。当てはまるようでしたら、その時点で医療機関を受診しましょう。
その他に、目の充血や目やにで受診される方も多いです。ほとんどが風邪のウイルスによる結膜炎です。よく心配されるのが流行性角結膜炎(流行り目)です。アデノウイルスが原因となり、目が真っ赤に充血し、痛みを伴うこともありますが、そのような強い症状を示す方はいませんでした。
話は変わりますが、私はドラマをよく見ます。無駄な時間とわかってはいるのですが、ついつい見てしまいます。今期はPJ〜航空救難団〜(テレビ朝日、毎週木曜21時)がとても面白いです。人命救助のスペシャリストになるべく、日々厳しい訓練を積む学生と教官との物語で、毎回「人間のドラマ」を楽しませてくれます。先週は危険な場所から助けを求める子供の救助に向かおうとする救難員(濱田岳)を、他の隊員が制止しようとしますが、濱田岳は「助けてって泣いてんだよ!死にたくないって泣いてんだよ!!未来を救わない大人がどこにいる!!!」と鬼気迫る表情で叫び、救助に向かうシーンがありました。救えなかった未来をいくつも抱えている私には、このセリフがずっしり刺さりました。
「未来を救う」
この言葉を大切にしながら、日々の診療を行おうと決意しました。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html