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<8/21〜8/27>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<8/21〜8/27>地域で流行っている病気


RSウイルス:(1→) 1 → 1 →休→ 0 → 0
アデノウイルス:(1→) 1 → 0 →休→ → 0
溶連菌:(12→) 15 → 8 →休→ 1 → 4
胃腸炎:(81→) 83 → 31 →休→ 45 → 93
水痘:(1→) 0 → 0 →休→ 0 → 1
手足口病:(3→) 1 → 1 →休→ 3 → 1
突発性発疹症:(1→) 3 → 2 →休→ → 1
ヘルパンギーナ:(21→) 12 → 2 →休→ 8 → 8
インフルエンザ:(6→) 4 → 2 →休→ 1 → 2
新型コロナ:(28→) 29 → 12 →休→ 27 → 72

(青は8/7〜8/8の2日間、赤は8/17〜8/20の4日間の集計)

 

長い御盆休みをいただき、皆様にご不便をおかけしました。しかし、おかげさまでスタッフ一同、気力・体力充実しましたので、後半戦も頑張らせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

今週は1日あたり平均178人(先週は197人)の方が来院され、そのうち発熱者は平均63人(先週は60人)でした。御盆明けこそ少し賑わいましたが、すぐにまた夏休みモードに入り、来院される患者さんが少ない日々が続いています。

しかし、今週はコロナ陽性者が一気に増えました。陽性率が50%を超える日もありました。同居している家族や親戚が陽性になった後に家庭内で感染が拡大しているケースが多いです。家族で1人でも陽性者が出てしまったら、一緒に生活している限り感染を避けるのはかなり難しい印象です。
症状はこれまでと同様で、頻度の多い順に挙げると発熱、頭痛、倦怠感、咽頭痛、咳、嘔気、下痢といった感じです。咽頭痛がなくても多くの人で喉が赤くなっています。
治療はこれまでと同様に対症療法(内服して症状を和らげる)です。12歳以上ならゾコーバという抗ウイルス薬が選択肢としてありますが、内服するには個人情報の登録が必要です。新しいお薬なので実績(効果や副作用など)がまだ少ないこと、これを飲まなくても対症療法で十分に治癒することから、当院では処方していません。そのかわり、漢方が飲めるのであれば、同じような効果がある麻黄湯を処方しています。解熱作用、ウイルスの増殖抑制、感冒症状の緩和が期待できます。
夏休みの状態でこの陽性者数なので、学校が始まってしばらくしたら、より一層感染者が増えることが予想されます。そしてコロナの流行が治らないうちにインフルエンザが流行し始めるといった、あまり嬉しくないケースも十分に考えられます。

また、今週に入ってから嘔吐・下痢症状で来院される方が増えました。いろんな保育園で同じような症状の方が多くいらっしゃるようです。無理にご飯は食べずに、水分をちょこちょこ摂ってお腹を休めましょう。胃腸炎も家庭内で感染拡大するので、手洗いをしっかりしましょう。

 

話は変わりますが、私は人生で一度だけ丸坊主にしたことがあります。高校3年生(18)の夏、失恋したため受験に専念しようと髪の毛と共に煩悩も切り捨てました。しかし、そこで初めて自分の頭の形の悪さに気がつき、以降は一度も坊主にすることはありませんでした。
こんな話をしたのも、最近、赤ちゃんの頭の形を気にされる方が増えているなと感じているからです。いわゆる向き癖というものですが、赤ちゃんは髪の毛がまだ少なく、頭の形がモロに見えるため、その歪みが気になりがちです。しかし多くの場合は髪の毛が生えてくれば見た目でわからなくなります。それに中身の脳に影響はありません。普段、道行く人の頭をみて「あの人、頭の形、結構歪んでるなぁ」とは思いませんよね。しかし、程度が強いと耳がぺったんこになったり、折れてしまったり、場合によっては正面から見て顔面の骨格が歪んでしまうこともあります。そうなってしまうと美容面だけでなく、噛み合わせに影響が出たり、実生活で不利益を被る可能性がでてきます。
そこで行う治療がヘルメット療法です。半年くらいかけてヘルメットを被ることで、頭の形を整えます。生後4〜7か月頃に治療を行うと良いと言われています。一部自費診療となるため40〜60万前後(施設により多少異なります)の費用がかかります。かなり高額になるため費用を聞いて尻込みしてしまいますが、実際に治療したほとんどの方は満足されています。病気ではないし、中身(脳)に影響がなく、髪の毛が生えてくれば気にならなくなるのであればこのまま、と思うのも良いでしょう。一方、我が子の頭の形は一生物と思えば、上の治療費用が安く思えてくるかもしれません。
3〜4か月の乳児健診時や一般診察の中で相談いただければ治療可能な病院をご紹介しますので、ぜひ気軽にお声掛けください。

 

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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