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<10/10〜10/15>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<10/10〜10/15>地域で流行っている病気


RSウイルス:(0→) 0 → 0 → 0
アデノウイルス:(5→) 5 → 20 → 22
溶連菌:(1→) 22 → 11 → 6
胃腸炎:(80→) 93 → 55 → 63
水痘:(0→) 0 → 0 → 0
手足口病:(4→) 15 → 8 → 2
突発性発疹症:(0→) 3 → 0 → 1
ヘルパンギーナ:(2→) 2 → 2 → 4
インフルエンザ:(60→) 108 → 66 → 110
新型コロナ:(22→) 24 → 11 → 2

 

今週の発熱者は1日あたり平均106人(先週は88人)でした。先週は発熱を伴う感染症に関して一段落ち着きつつあるのかなと感じていましたが、連休明けの火曜日は150人(そのうち102人が検査をし、48人がインフルエンザ陽性)を超える発熱者が来院され、クリニックは大にぎわいでした。

インフルエンザに関しても先週は下火になってきたかなという印象を受けていましたが、連休明けから陽性者が続出し、読みが甘かったと反省しています。インフルエンザが流行り始めてから、既に1か月半になりますが、まだまだこれだけの陽性者を出すとは思ってもいませんでした。インフルエンザは年齢の大きなお子さんでも異常言動やけいれん発作を起こしやすいウイルスです。そして一定の割合でインフルエンザ脳症も発症します。私が八千代医療センターに勤務していた時は、男の子(確か8歳くらいの野球少年)がインフルエンザ陽性と診断された夜に一人でお風呂に入り、なかなか出てこないのに気づいた家族が見に行ったところ、湯船に沈んだ状態で発見されました。湯船に入っている時にけいれん発作を起こしたと推察されました。検査の結果、インフルエンザ脳症+溺水の診断になりました。何とか一命は取り止めましたが、それ以外の機能の回復は叶いませんでした。ほとんどの方は何の問題もなく治癒しますが、そうではない方が必ず出ます。発熱中はお子さんを一人にせず、何かあればすぐに医療機関を受診するように意識して下さい。

その他の感染症では、先週に引き続きアデノウイルスがちらほら目立ちました。やっつけられないので自然治癒を待つ形になりますが、長期間の発熱で体力を消耗してしまうことも少なくありません。水分が取れず、尿が少なくなってきたり、ぐったりしてくるようなら受診して下さい。また、治った後に登園・登校するにあたり、治癒証明が必要になりますので来院下さい。

また、今週〜先週あたりから鼻が垂れ込む・咳き込んで嘔吐する方が増えています。吐くと鼻水や痰が排出されるので少しすっきりしますが、繰り返す場合は本人も見ている方も辛いです。内服や吸入以外には鼻汁吸引をしたり枕を高くしたりすると良いです。小さいお子さんはコロコロ移動してしまい、枕から外れて頭が低くなってしまうので難しいですが・・・

 

この土日、インフルエンザワクチン接種を強化しました。多くの方が来院されましたが、皆様のご協力のおかげで大きなトラブルなく接種することができました。連日、ちょこちょこ枠をいじって増やしています。また、発熱が多いためキャンセルも出ます。インフルエンザワクチンに関しては接種15分前まで当日予約が可能ですので、お手すきの時にご確認いただけると予定していたよりも早めに接種できるかもしれません。よろしくお願い申し上げます。

 

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。

☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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