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RSウイルス:(0→) 0 → 0 → 0 → 0
アデノウイルス:(5→) 5 → 20 → 22 → 29
溶連菌:(1→) 22 → 11 → 6 → 14
胃腸炎:(80→) 93 → 55 → 63 → 60
水痘:(0→) 0 → 0 → 0 → 0
手足口病:(4→) 15 → 8 → 2 → 6
突発性発疹症:(0→) 3 → 0 → 1 → 1
ヘルパンギーナ:(2→) 2 → 2 → 4 → 1
インフルエンザ:(60→) 108 → 66 → 110 → 113
新型コロナ:(22→) 24 → 11 → 2 →5
今週の発熱者は1日あたり平均92人(先週は106人)でした。発熱患者は少し減りましたが、インフルエンザの勢いはまだまだ衰えません。それどころか陽性率は上がってきています。定点当たりの患者数では千葉県は沖縄県に次いで全国2位となっています。学校のイベント終了後に体調不良で受診され、検査の結果インフルエンザが陽性と判明する方も少なくありません。来週以降も陽性者は多そうです。
インフルエンザ感染後に咳が長引くと来院される方が目立っています。近隣の大学病院や総合病院ではけいれん発作で救急搬送されたり、実際に急性脳症になり亡くなっている方もいます。合併症や後遺症は注意して回避できるものではありません。しかし、基本的な感染対策やワクチン接種など「感染しないため・感染させないため」「感染した後に重症化しないため」に分けて考えて実践することをおすすめします。
その他は、今週は喘息発作で来院される方がとても多く、吸入器が大活躍でした。季節の変わり目だったり、感染症が流行していたりする影響でしょうか。吸入器を貸し出ししてステロイドと喘息のお薬を飲んで1週間位すると元気になります。繰り返しヒューヒュー・ゼイゼイするため、喘息として治療を開始する方も複数名いました。
子供が喘息の発作を繰り返すと気管支がダメージを受けて硬くなります。そうなると年齢とともに太く成長できず、大人になっても細くて硬い気管支のままになってしまい、一生喘息と付き合っていかなければなりません。喘息で一番大切なのは発作を起こさせないことです。そうすれば気管支は硬くならずに済むため、成長とともに太くなります。ある程度太くなれば風邪をひいたり寒暖差や花粉に晒されて多少気管支が浮腫んでも、空気の通り道は確保されるためヒューヒュー・ゼイゼイすることはなくなります。「症状がないから喘息のお薬飲んでいませんでした」という方が時々見受けられますが、「症状がない時こそしっかりお薬を飲んで発作を起こさせないようにコントロールする」のが大切ということをご理解いただけたらと思います。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html