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RSウイルス:(0→) 0→ 0
アデノウイルス:(40→) 45→ 34
溶連菌:(14→) 41→ 28
胃腸炎:(76→) 81→ 91
水痘:(0→) 1→ 0
手足口病:(1→) 0→ 3
突発性発疹症:(1→) 0→ 1
ヘルパンギーナ:(0→) 0→ 0
インフルエンザ:(110→) 166→ 134
新型コロナ:(1→) 4→ 1
今週の発熱者は1日あたり平均96人(先週は106人)でした。
今更ですが、世のお母さん達は本当にスゴいな、世の中で一番過酷な職業の中の一つなんじゃないかと痛切に感じることになった一週間でした。
ちょうど先週の日曜日、妻が家を出ていきました・・・。次女(3)は「ママがいいー」「ママに会いたいよー」と泣き続けて埒があきませんでしたが、ばぁば1号に来てもらい初日は何とか乗り越えました。しかし翌日に次女が発熱。流行のものにかかってしまいました。ゲロで1枚、おねしょで1枚と布団達がやられていき、これ以上布団を犠牲にはできないためオムツを履かせようとするも泣き叫んで断固拒否。こちらが折れて、おしっこしたくなったら絶対に起こすようにと指切りしましたが、やはり約束は守られず・・・。夜中や早朝の眠い時間帯に布団交換やパジャマの着せ替え、後処理は地味に辛いものですね。
朝は時間との戦いです。お薬を飲ませようとしても長女(5)は「ゼリーとじゃなきゃ飲まない!」と抵抗したり、次女は飲んで5分後に嘔吐したり・・・。薬をあげるのは大変な作業なんだと勉強になりました。また、家を出発する間際になって次女が「うんち!」と大泣きするので急いでトイレに抱え込むも時すでに遅くパンツの中でねっとりしたものが大爆発。院長だけど朝の朝礼に間に合うことを諦めました・・・。
診療中は長女が通う幼稚園からお迎えの呼び出しがかからないかヒヤヒヤでした。うつるから近寄るなと言うのに気づくと一緒に絵本を読んでいたり、テレビを見ていたり、ポケモンバトルごっこをしていたり。私はよく、「家庭内で感染が拡大しなように気をつけましょう」と言っていましたが、それは無理ですね。家族に感染拡大しないことの方が奇跡と実感しました。そんな中、ばぁば1号が発熱して強制送還となりました・・・。もうこうなったら診療中は娘達をクリニックに置いておくしかないと覚悟を決めましたが、ばぁば2号が来てくれることになり、何とかなりました。
お風呂も今週は洗う・体を拭く・髪を乾かすを初めて全て一人でやりました。洗ってあとはバトンタッチがどれほど楽チンだったか思い知りました。寒かったし、とてもとても大変でした。
世のお母さん達はこういったことをテキパキこなし、お仕事もされ、自分の時間を犠牲にして日々を送っているんだと思うと頭が上がりません。特にお子さんの具合が悪い場合は不安・心配といった心労も大きくのしかかってくることと思います。小児科医の私ですら40℃を超え、時々ピクつきながら目も虚ろにぐったりする我が子を見て、けいれんするんじゃないか、どうにかなっちゃうんじゃないかと気が気ではなく、睡眠不足の夜が続きました。医療に携わっていない方にとっては想像を絶する不安・心配であることと思います。
この一週間で気付かされた事・改めて実感したことを忘れずに、お母さん達の気持ちに少しでも寄り添った診療をしていきたいなと考えています。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html