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<3/18〜3/23>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<3/18〜3/23>地域で流行っている病気


RSウイルス:(0→)6→2→7→ 4
hMPV:(0→)0→1→1→ 1
アデノウイルス:(8→)5→8→2→ 0

溶連菌:(51→)52→43→37→ 26
胃腸炎:(52→)51→68→57→ 57
水痘:(1→)0→0→0→ 0
手足口病:(0→)1→0→0→ 0
突発性発疹症:(1→)1→1→2→ 0
ヘルパンギーナ:(0→)0→1→0→ 0
インフルエンザ:(54→)66→87→90→ 83
新型コロナ:(25→)22→16→18→ 11
(※ヒトメタニューモウイルス)

今週は1日あたりの来院数は平均211人/日(先週は223人/日)、発熱者は平均79人/日(先週は84人/日)でした。来院患者および発熱患者は少しずつ減ってきており、いよいよ春休みに入ったなという感じです。

インフルエンザは横ばいです。今週の内訳はA型が1人、B型が82人でした。

週の後半になって、溶連菌が陽性となる方が一気に減りました。喉が真っ赤で、これは溶連菌だろうと思って検査をしても陰性となる方も複数いらっしゃいました。喉が赤いことに加えて鼻水、咳、目の充血や目やにを伴う症状の方が多数来院されました。アデノウイルス、溶連菌に加えて花粉症も候補に挙がります。しかし、アデノウイルスや溶連菌は陰性で、花粉症にしては目やにが酷過ぎるので、何かしらの風邪ウイルスによる症状でしょう。
似たような症状を示す感染症に、今話題の麻疹もあります。ただ、麻疹の経過は

①発熱と風邪症状+目の症状
②一旦解熱
③半日〜1日経過後に再度発熱し、全身に発疹が出現

となります。そして、口腔内にコプリック斑と呼ばれるプツプツも特徴的な所見となります。ただ、まだこのような経過の方はいらっしゃらないので、ひとまず安心して下さい。

また、先週に引き続きゼイゼイ(喘息発作)している方が多かったです。喘息は何かが刺激となって気管支が浮腫んでしまい、通りが細くなるためにヒューヒューする病気ですが、引き金は風邪のウイルスや花粉、ダニやほこり、天候(寒暖差や気圧差)など何でもありです。
RSウイルスは増えそうで増えず、このまま春休みに入って感染拡大が抑えられればなと期待しています。

春休みに入り、多くの人が遠出をされると思います。感染するリスク、させるリスクが高くなるため、もしかしたらこの地域でも麻疹などが流行るかもしれません。楽しい思い出を作れるよう、できる感染対策を取りながら春休みを満喫して下さい。

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。

☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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