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RSウイルス:(0→)1→ 0
hMPV※:(0→)2→ 1
アデノウイルス:(1→)1→ 2
溶連菌:(31→)13→ 27
胃腸炎:(42→)39→ 53
水痘:(0→)0→ 0
手足口病:(40→)19→ 24
突発性発疹症:(1→)2→ 3
ヘルパンギーナ:(0→)0→ 0
伝染性紅斑:(5→)6→ 13
インフルエンザ:(13→)29→ 92
新型コロナ:(4→)2→ 6
(※ヒトメタニューモウイルス)
今週の発熱者は平均88人/日(先々週は80人/日)でした。
今週はインフルエンザ陽性の方が一気に増えました。全員A型です。他の感染症と比べて明かにぐったりしている方が多いです。高熱と咽頭痛が多いですが、中には嘔気を伴っている方もいました。年齢分布を見ると、10〜14歳の方が一番多いです。まだ乳児・幼児の方は多くないので、これから増えて来るでしょう。
インフルエンザ以外では、熱が上がったり下がったりが5〜7日間ほど続き、咳も酷くなってきている方が目立ちました。血液検査すると、「白血球は正常〜軽度増加・炎症反応は少しだけ高い」という結果になります。多くはマイコプラズマかと思いますが、似たような症状・経過を示すような風邪ウイルスも混在しているのかもしれません。
熱がある方もない方も、「喉が痛い・咳が出る」という主訴がより目立ってきています。インフルエンザをはじめ溶連菌や手足口病の場合もありますが、多くは何かしらの風邪ウイルスの感染です。乾燥すると症状が悪化しますので、加湿器の使用・適宜うがい・内服やのど飴などで痛みを緩和してみましょう。特に話すという行為は喉(声帯)にとって大きな負担になります。ささやき声も同じです。声がしゃがれたり出しにくい場合は極力しゃべらず、必要最低限の会話でやり過ごしましょう。
本日で12月も半分が終わりました。もう少し頑張れば楽しい楽しい冬休みです。しかし、インフルエンザの流行が年末年始にピークになりそうです。家族で年越しインフルにならないように十分、お気をつけ下さい。
☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html