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<10/24〜10/30>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<10/24〜10/30>地域で流行っている病気


RSウイルス:(4 →) 3 → 2 → 1 → 4 → 3
アデノウイルス:(1 →) 0 → 0 → 0 → 0 → 0
溶連菌:(2 →) 0 → 0 → 0 → 0 → 0
感染性胃腸炎:(31 →) 77 → 42 → 45 → 50 → 48
水痘:(0 →) 0 → 0 → 0 → 0 → 0
手足口病:(5 →) 3 → 1 → 3 → 6 → 21
突発性発疹症:(1 →) 2 → 1 → 1 → 0 → 1
ヘルパンギーナ:(0 →) 1 → 0 → 0 → 0 → 0
インフルエンザ:(0 →) 0 → 0 → 0 → 0 → 0
新型コロナ:(50→) 64→ 13 → 10 → 12 → 20

 

発熱患者数は低値横ばいで、今週は1日あたり平均で58人(先週は56人)でした。

コロナは先週に引き続き家庭内で既に陽性者がいるケースがほとんどでしたが、家庭内にいないのに陽性となる方も少々見られました。陽性率は5.4→7.6→10.4%と少しずつ盛り返してきています。1年中、消え切らずにくすぶり続け、定期的に大流行を繰り返しており、ウイルスの生命力の強さを感じます。このまま徐々に増え続け、途中でインフルエンザの流行も・・・という最悪の事態が起こらないことをお祈りしています。

咳で眠れない・嘔吐する症状の方は少し減ってきました。吸入器の貸し出しも少なくなってきています。ただ、今度は鼻が詰まって苦しい、目がゴロゴロしたり目やにも出るという方が増えてきました。風邪のウイルスの影響だったり、秋の花粉(ブタクサなど)やダニ・ハウスダストの影響だったり、両方の影響だったりと様々です。両者をきっちりと区別するのは難しいのですが、基本的に花粉による症状では、鼻汁は透明(ねっとりした黄色ではない)で、くしゃみ(咳ではない)を示すことが多いです。また、天気の良い日や布団の中で症状が悪化する場合は花粉の影響と考えて良いでしょう。

手足口病は先週よりも増えました。今年2回目の手足口病の方もちらほら見られます。ただ、やはり発熱している方や喉にしっかり水疱を作っている方は少ないです。基本的にはポツポツがあっても熱がなければ登園・登校して構いません。

 

今週はインフルエンザワクチンで腕が腫れたと受診される方はいませんでした。

 

コロナワクチンに関してですが、6か月〜4歳に限り、当院でも接種を行う方針としました。

・この年齢の集団接種は予定されていない
・この年齢の接種を行うクリニック/病院は市内で2か所のみ
・少ないながら当院での接種を希望している親御さんがいる
・接種希望者は少数のため、他のワクチンの枠を削る程ではない

が、その理由です。

また、アンケートでは当院でのコロナワクチン接種に関して、

・「他のワクチンの枠が減っても打って欲しい」:12%
・「他のワクチンの枠が減らないなら打って欲しい」:39%
・「他のワクチンの枠が減るならやめて欲しい」:32%
・「打たなくて良い」:17%

となり、83%の方が他のワクチンの枠が減らないなら接種して良いと答えています。そしてコロナワクチンを接種するのであれば当院で接種を希望すると答えた方が85%でした。「このまま打たない信念を貫いて欲しい」「打て打てという流れの中、クリニックが接種を行わないことで、打たなくても良いんだと安心させて欲しい」といった意見が目につく一方で、「打ちたい人がいるなら小児科の病院として打つべき」との意見もありました。

市内の小児人口は各年齢ごとにおおよそ1000人のようです。つまり、0歳、1歳、2歳、3歳、4歳の人口は計5000人です。そのうち10%の方が接種を希望する見込みなので、500人のお子さんが接種を受けることになります。現在接種を予定している2箇所のクリニック/病院のコロナワクチンの枠は合わせて100人/月なので、この2箇所だけで対応するとなると、希望者全員が打ち終わるまでに5か月かかることになります。とても対応仕切れません。

コロナワクチンを開始するかしないかについて本当に悩みましたが、上記のようなことから、当院も「病院として」協力すべきと判断しました。ただし、私のワクチンに関する「個人的な意見・姿勢」はこれまでと変わりません。アンケートでは33%の方が接種した方が良いのかしない方が良いのか悩まれていますが、悩んでいるなら接種しないことをおすすめします。あくまで他の定期接種をしっかり済ませていて、その上でどうしてもコロナワクチンを接種したいと強く希望される方を対象に考えています。

時期が近づきましたら周知しますので、ご確認下さい。

 

よろしくお願い致します。

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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