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<9/12〜9/18>地域で流行っている病気|あんべこどもクリニック|印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

<9/12〜9/18>地域で流行っている病気


RSウイルス:(5 →) 3 → 4 → 3
アデノウイルス:(0 →) 2 → 1 → 1
溶連菌:(1 →) 0 → 0 → 0
感染性胃腸炎:(45 →) 61 → 57 → 64
水痘:(0 →) 0 → 0 → 0
手足口病:(7 →) 8 → 16 → 9
突発性発疹症:(1 →)  0 → 0 → 6
ヘルパンギーナ:(4 →) 4 → 1 → 3
インフルエンザ:(0 →) 0 → 0 → 0
新型コロナ:(121 →)  97 → 112 → 133

 

今週は連日200人以上の方が来院され、その約半数が発熱患者さんでした。発熱患者さんだけで1日に100人以上来院される日もあり、しばらく落ち着きそうにありません。

 

先週と比べて今週はゼイゼイの方が非常に多く目につきました。

気道が浮腫んで細くなり、そこを空気が通るのでヒューヒューと高い音が聞こえます。刺激に敏感な状態なので、気道と空気が擦れるだけで咳が出ます。2歳未満のお子さんは元々気管支が細いので、ちょっとしたことで気管支が浮腫んで細くなり、ゼイゼイします。よくお母さん方から質問されますが、これはまだ喘息とは言いません。体格が小さいがゆえに生じてしまう仕方のないものです。ただ、2歳を越えると気管支の太さもそこそこのものになるので、その上でゼイゼイするようなら初めて喘息かもしれないと考えます。そして繰り返すなら喘息の診断となり、しばらくコントロールの薬を使用していくことになります。

原因は感染・花粉・ダニや埃・寒暖差や気圧の変化など様々です。ちょうど今は多くの風邪のウイルスが蔓延していることと、台風が近づいてきているため、ゼイゼイを生じやすい環境が整ってしまっているので、注意が必要です。

ゼイゼイを何度も繰り返すと、その度に気管支がダメージを受けて硬くなります。本来であれば体の成長と共に気管支も太く成長するのですが、ダメージを受けた硬い気管支は太くなれず、細くて硬いまま大人になってしまい、一生ゼイゼイと付き合っていかなければなりません。治療の目的は発作を防ぎ、気管支を太く成長させることです。これができれば多少気管支が浮腫んでもゼイゼイすることはありません。そのため、喘息のコントロールの薬は「発作が起きている時だけ飲む」のではなく、「ゼイゼイによる気管支へのダメージを防ぐために症状がない元気な時こそ飲む」と意識しましょう。どうしても症状がないと、つい怠薬しがちになってしまいますが、お子さんが大人になっても喘息に悩まされないようにフォローしてあげて下さい。

 

コロナに関してはもういいよと思うかもしれませんが、数が多いので一応・・・。

週明けの月曜は過去最多の40名が陽性になり、陽性率も47%と高値でした。それ以降は1日に約20名ほどで、全体としての陽性率は35%でした。いつものように重症な方はいませんでした。

 

連日待ち時間が長くなってしまい、本当に申し訳ありません。予約枠も日々微調整してはいるのですが、外での対応が多くなってしまうとどうしても時間がかかってしまい・・・。本当なら診察が終わったあと、患者さんが診察室を出るまで笑顔で見送れれば良いのですが、その前に次の診察室へ移動しなければならないこと、とても心苦しく思っています。本当は、

「かっこい車(トミカ)だね」(私も車好きです)

「プリンセスの洋服似合ってて可愛いね」(うちの娘たちもプリンセスに目醒めました)

「そのネイル可愛い/おしゃれですね」(ちゃんとわかっています)

「(駐車場での診察時、車中の)この匂い、めちゃ良いですね」(自分の車にも置きたいです)

などなど、色々雑談したい気持ちでいっぱいです。

 

今週は祝日が多いので診療日も少ないです。病院にアクセスしにくいかと思うので、お子さんだけでなく、お父さんお母さん達も体調に気をつけて楽しい休日をお過ごし下さい。

 

 

☆当院は厚生労働省「感染症発生動向調査」の小児科定点になっており、上記は対象となる疾患を集計したものです。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html

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