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RSウイルス:(2→) 1
hMPV※:(0→) 0
アデノウイルス:(0→) 3
溶連菌:(2→) 4
胃腸炎:(32→) 28
水痘:(0→) 0
手足口病:(6→) 12
突発性発疹症:(2→) 0
ヘルパンギーナ:(5→) 6
伝染性紅斑:(0→) 0
インフルエンザ:(32→) 125
新型コロナ:(0→) 6
発熱者:(182→) 439
(※ヒトメタニューモウイルス)
今週は7日間診療、先週は3日間診療でした。流行が変わりなければ単純に2倍強と見込めば良いですが、インフルエンザは4倍です。連休で萎みかけた流行が、再度盛り返してきています。小学生以上の方の陽性率が高いですが、乳児や幼児の兄弟に感染し、そこから各保育園・幼稚園に広まっています。これから流行ってくる所も多いと思いますので、注意してください。
今週は急行性角結膜炎(流行り目)の方が複数見られました。保育園で流行っているようです。感染力が非常に強いので、タオルなど別にすると良いでしょう。感染の可能性がないと医師が判断するまで出席停止になります。疑わしい方はチェックしましょう。
毎年、この時期になるとワクチン否定派がSNSで活気付いてきます。Xを眺めていると、ワクチン否定派の動画がたくさん流れてくるので、ついつい見てしまいますが、どれも残念な感じです。ピュアな人ほど信じて騙されていまうのでしょうね・・・。
タイムリーな話題としてはインフルエンザワクチンです。今年、米国FDA(食品医薬品局)がモデルナ製のインフルエンザワクチンを承認しました。これはコロナワクチンと同様にmRNA製剤を用いていて、50歳以上の人が対象となります。この情報を元に、日本でも既にmRNA製剤が紛れ込んでいるなどとデマを流している動画があります。笑い流してください(笑)。当然、日本ではこんなワクチンは承認されてもいませんし、流通もしていません。従来通りの不活化ワクチン(注射タイプ)と2024年から認可された生ワクチン(経鼻タイプ)しかありません。安心して接種して良いです。むしろ、接種した方が良いです。
インフルエンザワクチンに限らず、ワクチン否定派の人達は、一部の限られた副作用に過剰に反応している人達です。薬、いわゆる異物を体に入れるのですから、何もリスクがないわけがありません。薬との反応で腫れたりすることや熱を出すことなんてよくある副反応です。例えば髄膜炎。Hibや侵襲性肺炎球菌による髄膜炎は、発症するとほぼ助かりません。助かったとしても、一生寝たきりであったり、医療デバイスが必要な状態になってしまいます。これらのワクチン接種が始まって以降、Hibや侵襲性肺炎球菌の髄膜炎を見ることはほぼなくなりました。私もこれまでに見たのは研修医時代のHib髄膜炎1例のみです。数日のうちに脳が溶け、亡くなりました。ワクチン未接種の子でした。ワクチンさえ打っていれば、助けられた命でした。これに感染せずに済むのなら、ワクチンを接種して腫れたり発熱したりするくらい、屁でもありません。
ワクチンで防げる病気の多くが、一度でも感染すると命を脅かす、もしくは重い後遺症が残る病気ばかりです。ワクチンを打たない人達は、「自分たちでよく考えた結果、副反応が怖くて打つのをやめた」と言いますが、よく考えたつもりになっているだけです。「死ぬかもしれない病気にかかるリスクより、ワクチンで腫れたり発熱したりするリスクの方が怖い」とちんぷんかんぷんな言い訳にしか聞こえません。ワクチンには①接種した人が病気にかからないようにする、②自分がかからないことによって他人に感染させないという2つの目的があります。ワクチン否定派は「ワクチン打ってないけど病気にかかってないし!」と言いますが、実は目的②の周りの人がワクチンを打ってくれているおかげで自分が守られているという事実を知りません。我々医療者からみたら無責任にしか見えません。
「いやいや、ワクチンの副反応で脳出血をきたしたり、死んだりする人もいるじゃん!腫れたり発熱したりするだけじゃないじゃん!」と反論があるかもしれません。もちろんその通りです。そうなる可能性はゼロではありません。ただ、そうなってしまうリスクは数万、数十万分の一という非常にレアなケースになります。そもそも、何のリスクもない医療行為はあり得ません。どんなに優れた薬や手術にもリスクはあります。ワクチン接種を悩まれている方には「あなたは事故に合うかもしれないからと言って車に乗りませんか?溺れるかもしれないからと言ってプールや海には行きませんか?そんなことはないでしょう。ワクチンも同じです。むしろ、重大な副反応が起きる可能性は事故に合ったり、溺れたりすることよりも、ずっと低いです。」と説明しています。
ただし、私はコロナワクチン、特にmRNA製剤の物に対しては否定派です。今までのワクチンとは根本的に原理が異なるもので、接種後の死亡率や血栓塞栓症などの重大な副反応の発生率が異常に高過ぎるためです。まだわかっていない事が多いです。この先、今年アメリカで承認されたmRNA製剤のインフルエンザワクチンが日本にも導入されることは十分考えられますが、もしそうなった場合、これはまず打たないと思います。従来の不活化ワクチンおよび生ワクチンで十分です。
以上、やや強めの言葉を使ったところもありますが、普通に医学を学んできた医師、実際に感染者およびその家族の慟哭を目の当たりにした医師であれば全員が同じことを言うはずです。特に小児科では「ワクチンを打たせない=子の予防の権利を奪っている→医療ネグレクト」の認識です。極々少数派ですが、ワクチン否定派の方はもう一度よく考えてみることをおすすめします。
☆印旛保健所管内の感染症情報はこちらhttp://www.inba-med.or.jp/update.html