＜相談枠の設置について＞｜あんべこどもクリニック｜印西市の小児科・アレルギー・予防接種・乳幼児検診

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朝起きられない、学校に行けない、何となく不安で家から出られないなどの相談で受診される方が増えてきています。

短時間の診療は困難で、どうしても時間を要してしまいます。しかし連日250人前後の患者さんが来院されている中では、どうしても1人あたりの診療時間に限りがあります。今のままでは十分に話を聞けないだけでなく、診療の流れも止まり、他の患者さんを長時間待たせてしまいます。そのため、今後は以下のようにさせていただきます。

①こちらで枠を確保しますので、予約は必ずお電話にてお願いします。
②万が一、WEBから予約を取られた場合、改めて別日に予約を取らせていただきます。どうしても診療を希望される場合は、他の患者さんと同じ診療時間内で、ということをご了承下さい。
③ただし、命に関わる言動がみられる場合は緊急で対応しますので、その時点でご連絡下さい。
④予約を取れるのは中学生までです。高校生以上の方は心療内科の受診をお願いします。

相談の方は1〜2回の診療で完結することはなく、通常、長期間に渡ります。そして相談の方はどんどん増えているため、全員を最後まで当院で診続けるのは困難です。そのため、当院の役割は適切な場所へ患者を繋ぐことと考えています。何かしらの病気が隠れていないかのスクリーニング検査をしたり、簡単なアドバイスや内服などで様子をみます。改善がみられない場合は提携病院の発達・不登校外来などへ紹介し、より専門的な治療を受けていただきます。専門の先生のもとでは発達チェックを行ったり、じっくり時間をかけて話をしたりできるため、患者さんにとってベストな環境が揃っています。

また、移行期医療(トランジション)も積極的に行います。一般に小児科は中学生までを診察します。高校生以上になっても小児科だけで診療を続けることは、必ずしもその子にとって最良の医療を提供できているとは限りません。成人期に入った子は、適切な成人診療科で、より専門的な医療を受けてもらうことがとても大切になってきます。そのような点から、医療者は小児科→成人診療科へ適切に繋いでいくことが求められています。当院でも高校生になられた相談の方が定期的に受診されていますが、今後は心療内科など成人領域の診療科へ移行していただきます。

以上、よろしくお願い致します。